好間町は以前、産炭地域として最盛期には大小7つの鉱山がありました。当時、石炭産業に依存する商工業者は各鉱山周辺で自然派生的に開業している状態で、これらの地区は大きく分けて3地区に分類されました。
昭和24年、好間村当局により商工業振興対策が施行され、これを受けて中央商店会が誕生しました。続いて元山商店会、古河地区商店会が順次設立されましたが、各商店会間の連絡はなく各会毎の活動状況でした。
昭和28年、有志により商業協同組合が結成され、組合員に転貸融資等を行い商工業振興に寄与しましたが、エネルギー革命によって石炭産業は衰退し、不況産業地区となります。人口が激減すると共に商工業者の打撃は甚大なものとなりました。
この時期に干天の慈雨のごとく制定されたのが「商工会の組織等に関する法律(現商工会法・昭和35年6月制定)」でした。商工会法が制定されたのを機に、昭和36年4月好間町商工会は設立されました。
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古河好間炭鉱(昭和20年代)

商店街の風景(昭和41年)
好間町上好間字山下、馬場前 |